漆器を日常のうつわに「香川漆器 87.5」

「漆器」と聞くと、「手入れが面倒だし、難しい」と感じる方も多いかと思います。

私もなかなか手に取りづらいなあと感じていたもののひとつ…。

熱いものは入れない方がよい、とか、
洗剤は使っちゃダメなんじゃ、とか、
濡れたらすぐふきとらなきゃいけないし、はたまた乾燥しすぎもダメ、とか。

でも少し勘違いをしていたのです…

なぜ急に漆器の話かと申しますと…

香川漆器を作られている職人さん、川口屋漆器店の佐々木さんに出会いまして、

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その方のお話で「漆器」というものの感じ方が私自身変わったので、
ぜひご紹介したいと思い、コラムに掲載させていただくこととなったのです。

陶器市をうろうろしていたところ、とてもとてもかわいい漆器たちを発見しました。

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驚いたのは、こんなにフレンドリーな感じがするかわいい器なのに、実は昭和21年創業という伝統のある工房がつくられているちゃんとした漆器ということ。

佐々木さんがいらっしゃる川口屋漆器店は先ほど書いたように創業70年以上という伝統ある工房ですが、
「いま日々のうつわとして使いたいモノ・歳月とともに育つモノを造る。」というコンセプトで
普段づかいできる器としての漆器を「87.5」というブランドとして提案されているんです。

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「87.5」ブランドHP: http://kawaguchi8.com

伝統ある本物の器をしっかり守りながら今のくらしに合わせていく、ということがとても素敵でついじっくりお話を伺ってしまいました。

そもそも、「漆器」はしっかりと扱わないといけない繊細なものもありますが、香川漆器は少し違うのです。

香川漆器は江戸時代から作られている伝統ある漆器、
ですが、昔から「普段づかいの食器」として作られ、とても丈夫なのだそうです。

洗い方もふつうに食器用洗剤をつかってスポンジのやわらかい面で洗い、ふきんで水気をとればよいとのこと。

たしかに食洗機が使えない、固いものでこすらないなど気をつけないといけないこともありますが、意外と普通の扱いでいいんです。

ポイントは継ぎ目がないこと!

見せてくださったのはお重!お重と言われて思い浮かべるものと違い、たしかに継ぎ目がないのです!

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そうすることで水分が継ぎ目に入らないので、使い続けやすくなります。

そのような「普段使い」として使われてきた香川漆器の特徴を活かしたいまの食空間に合った器。

たしかに、これがあれば食卓が映えそう…と感じる器ばかりでした!

私自身、陶器の器をつかうことが多いのですが、漆器も取り入れてみようと思っています!

そして香川の工房にもいつかお邪魔できたらと… !

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「87.5」の商品はブランドHPから見ることができますので、
見てみていただけたらと思います!
http://kawaguchi8.com

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榎本美沙

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